2019年6月21日(金)

タイ国王死去、消費低迷長引く バンコク日本人商議所調べ

2016/11/14 22:21
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■バンコク日本人商工会議所(JCC) 会員企業を調査したところ、プミポン国王の死去後、小売りや自動車、電機などで減収基調が続いていることが分かった。死去後約1カ月の今も自粛ムードで消費低迷が長引いている。

JCCでは国王死去後、会員企業30社に継続的に日々の業務への影響などを聞いている。今月11日までに第4回調査を実施した。

今回の調査では売上高が「減少」した企業が9社に上り、前回調査(10月25日実施)に比べて3社増えた。JCCの堤陽一事務局長は売上高が減少した企業が増えたのは「事前に影響があると分かっていた企業の集計が終わり、売上高減少が明確になったためで、消費停滞の影響を受ける業種が広がったわけではない」と説明した。

ただ、死去から約1カ月たった今も消費の停滞ムードは根強い。調査では「販売会社への客足が10~15%落ちている」、「テレビ、オーディオ製品は放送自粛等の影響があり販売が20%程度減少」、「アルコール飲料の販売減が大きい」などのコメントが相次いだ。

今後の見通しについて「買い控えからの本格的な回復は12月5日の国王誕生日以降にずれこむ」、「売り上げ減少は死去後100日を超える2、3月ごろまで続く」などとの厳しい見方を示した。

また、社内イベントなどを「100日間自粛する」、黒い服を着る期間を「100日に延ばした」などのコメントも見られた。自粛ムードは当初、国王死去から約30日間との見方もあったが、100日後の1月中旬まで続くとの見方が増えた。(バンコク=京塚環)

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