2017年11月18日(土)

アストラ、不動産開発企業に150億円追加出資

コラム(国際・アジア)
2017/9/14 19:32
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 ■アストラ・インターナショナル(インドネシアの複合企業) ジャカルタ郊外で住宅商業地区開発を進める企業に1兆8000億ルピア(約150億円)を追加出資する。同社は最近、不動産事業を強化している。

 シンガポール上場の香港ランドと50%ずつ出資する合弁会社は、ジャカルタから東へ約20キロメートルの場所に住宅商業地区を開発するアストラ・モダン・ランド(AML)への出資比率を50%から67%に引き上げる。アストラと香港ランドは香港系の複合企業ジャーディン・マセソン・ホールディングスの関連会社。

 アストラの不動産部門は13日の発表文で、この追加出資は「当グループの土地の所有権を拡大し開発を推し進める機会になる」と述べた。現地の開発業者モダンランド・リアルティが子会社を通じて残りの33%を保持する。

 AMLは主に住宅地区で構成する66万6000平方メートルの「ジャカルタ・ガーデン・シティ」を開発する。建設工事は年内に開始する予定。

 首都ジャカルタで地価が高騰する中、ジャカルタ・ガーデン・シティは近郊で高まる手ごろな価格の住宅需要を取り込む。このプロジェクトは既に2つの大手商業施設の誘致に成功している。イオンは9月末にこの開発区に同国で2つ目となるショッピングセンターを開業する予定で、スウェーデン家具のイケアも店舗をオープンする。イオン関係者によると、ジャカルタと多くの工業団地が集まる東部ブカシの間に位置するこの街は、各地からの買い物客を集客するのに適した場所という。

 アストラは自動車ではトヨタ自動車などと、オートバイではホンダ自動車などと提携しており、両市場で圧倒的なシェアを持つ。同社の売り上げの約半分は採掘装置やパーム原油、金融サービスなどの事業による。

 既存の事業が成熟する中、同社は不動産とインフラ事業を今後の成長の主軸に据えた。同社はジャカルタ中心部のオフィス街にオフィスビルとマンションを、ジャカルタ南部には集合住宅を建設している。

(ジャカルタ=鈴木亘)

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