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後発薬の独シュターダ、投資会社から買収提案4200億円

【フランクフルト=加藤貴行】独後発医薬品大手のシュターダ・アルツナイミッテルは12日、英投資会社シンベンから買収提案を受けたと発表した。シンベンは現金での全株取得を計画し、買収総額は35億ユーロ(約4230億円)になる見通し。シュターダはこれとは別に買収提案を受けているとしており、双方の提案を吟味して対応を決める方針だ。

シンベンはシュターダ株の10日終値に約13%上乗せした1株当たり56ユーロを提示。13日のシュターダの株価は提示価格の56ユーロを上回る水準で取引されている。シュターダはもう一方の提案した企業や内容は明らかにしておらず、「(両社の)買収提案が本当に実現するか見通すことはできない」とした。

シュターダは米ファイザーの性機能改善薬「バイアグラ」などの後発薬と大衆薬が主力で、2015年12月期の売上高は21億ユーロ。欧州の後発薬メーカーでは、ノバルティス(スイス)傘下のサンド、独フレゼニウス傘下のフレゼニウス・カービなどに次ぐ規模になる。業界全体では10位台に位置する。

シュターダを巡っては昨年から物言う株主(アクティビスト)が業績に不満を持ち経営陣の交代を要求してきた。昨年8月には23年にわたり社長を務めたハルトムート・レツラフ氏が退任した。一部の株主は投資会社による買収を求めてきた。

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