アダロ、14年12月期の純利益24%減

2015/3/16 23:31
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■アダロ・エナジー(インドネシア石炭大手)2014年12月期の純利益は前の期比24%減の1億7800万ドル(約216億円)だった。燃料価格の下落で生産コストは減ったが、採掘資産やのれん代に関する5700万ドルの減損処理が影響した。

販売量は5700万トンと7%増え、売上高は1%増の33億2000万ドルだった。

ガリバルディ・トヒル社長兼最高経営責任者(CEO)は声明文で「市場の供給過剰や過剰生産能力によって石炭価格に引き続き下方圧力がかかり、14年の経済状況は厳しかった。15年も厳しい状況が続くとみている」と語った。

インドネシアの石炭関連産業は石炭価格の下落で資産価値が下がるなど、今年も経営環境は厳しい。同国は世界最大の発電用石炭輸出国だが、最大の購入者だった中国の需要が低迷し、打撃を受けている。

同国複合企業のアストラ・インターナショナル傘下のユナイテッド・トラクターズは、鉱区の減損処理で2兆7400億ルピア(約252億円)を計上した。同社の主力事業はコマツ製の重機販売だが、子会社を通じて採炭事業も手掛けている。

同国国営石炭公社のブキット・アサムは巨額な減損処理を辛うじて免れている数少ない会社の一つだ。同社の純利益は、同10%増の2兆100億ルピアだった。石炭価格が高い時期に大きな買収をしていなかったことが奏功した。(ジャカルタ=鈴木亘)

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