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韓国ロッテ4社株売却へ 会長の兄・辛東主氏

【ソウル=山田健一】韓国ロッテグループの重光昭夫(辛東彬=シン・ドンビン)会長の兄、重光宏之(辛東主=シン・ドンジュ)氏が、グループ4社の保有株の大半を売却する意向であることが分かった。4社はグループの中核会社で、韓国ロッテの経営を弟の昭夫氏に委ねる意思表示との見方がある。売却すれば700億円以上を手にするため、巨額資金の使い道を巡って新たな臆測を呼びそうだ。

重光宏之氏の関係者が13日、日本経済新聞の取材に答えた。売却するのはロッテ製菓、ロッテ七星飲料、ロッテフード、ロッテショッピングの4社の株式。

いずれも韓国取引所に上場し、宏之氏は1社あたり2~8%弱の株をもつ。保有株の97%前後を売却する考えという。2人の兄弟は韓国5位の大手財閥の経営者の座を争い、弟の昭夫氏が事実上勝利した。

韓国ロッテは4社を事業会社と投資会社に分けた上で、4つの投資会社を合併させ10月に持ち株会社制に移行する計画だ。宏之氏は持ち株会社への移行を防ぐ仮処分を求めて裁判所に提訴するなど反対してきた。不発に終わったため、売却意向に傾いたとみられる。

焦点は、宏之氏が新たな投資に動くかどうかだ。直近の株価などを前提にすると、同氏は売却で7400億ウォン(約710億円)以上を受け取る。聯合ニュースは「韓国を見切り日本事業の経営権を目指す」との観測を伝えた。兄弟間の争いが再燃する可能性がある。

日本事業を統括するロッテホールディングス(HD)は、以前は同氏が取締役副会長だった。兄弟で争う過程で退任したが、復帰を目指している。

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