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シンジェンタ、中国化工による買収完了「4~6月」

■シンジェンタ(農薬世界最大手、スイス) 中国国有化学大手、中国化工集団による買収完了が「4~6月になる」と明らかにした。欧州連合(EU)の承認手続きなどのために遅れる。

当初は3月までを見込んでいた。シンジェンタは6月に株主総会を開いて株主の承認を得る予定だ。

両社は昨年2月、中国化工が430億ドル(約4兆9000億円)でシンジェンタを買収することで合意した。EUのほか米国、中国、ブラジル、カナダなどの農業国でも独禁当局の審査が続く。EUは1月に予定した判断を4月に先送りした。

農薬・種子業界では、中国化工のシンジェンタ買収のほか、独バイエルによる米モンサント買収、米化学大手のダウ・ケミカルとデュポンの合併も予定されている。大手の集約が一気に進むことには農家の懸念も強い。

シンジェンタのエリック・フライワルド最高経営責任者(CEO)は会見で中国化工の買収について、「合併ではなく株主の交代だ。動揺や破壊にはつながらない」と強調。「4~6月には(買収)手続きが終わると確信している」と述べた。

一方、シンジェンタが発表した16年12月期決算は、売上高が前の期比5%減の127億9000万ドルだった。農薬価格の低迷が響いた。農薬・種子を合わせた業界の売上高を競うモンサントの135億ドル(16年8月期)には及ばず、2位の座は変わらなかった。純利益は12%減の11億7800万ドルで、中国化工による買収の関連費用も計上した。

(フランクフルト=加藤貴行)

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