インドのネット通販最大手、広告部門責任者が辞任
■フリップカート(インドのネット通販最大手) 広告部門の責任者、ムケシュ・バンサル氏が辞任したことが明らかになった。同社では最高経営責任者(CEO)が交代する首脳部人事があったばかり。
同社はムケシュ氏がフリップカートの実務から退き、顧問に就くとの声明を発表した。
同社のCEOだったサチン・バンサル氏は1月11日、執行役会長に退き、ビニー・バンサル氏がCEOに昇格した。それに伴い、ムケシュ氏には広告事業を取り仕切る新たな役割が追加されていた。
3人に縁戚関係はない。40歳のムケシュ氏は、同氏のファッションサイト「ミントラ」が2014年に3億3000万ドル(約370億円)でフリップカートに買収された際、フリップカートに参画した。
フリップカートは、ソフトバンクとアマゾンのインド子会社が支援する地元の通販サイト、スナップディールと競合している。(ニューデリー=キラン・シャルマ)