2019年2月17日(日)

ベトナム、ハノイ・ホーチミン証取共通の新株価指数

2016/10/14 19:43
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【ハノイ=富山篤】ベトナム政府は24日から、ハノイ、ホーチミン市の2つの証券取引所に共通する新たな株価指数「VNオールシェア」を導入する。これまでは両証取が個別に指数を発表しており、ベトナム経済の実態を反映できていないとの批判があったことに対応する。両証取は近い将来、経済の中心のホーチミン市に一本化する予定。

VNオールシェアはホーチミン証取の約8割に当たる208銘柄、ハノイ証取の約5割に当たる180銘柄を選び、指数化することにした。対象銘柄の時価総額は両証取の合計の約9割に達する。

これまではホーチミン市証取が「VNインデックス」、ハノイ証取が「HNXインデックス」と個別に株価指数を発表し、有力銘柄が多いVNインデックスが事実上のベトナム経済を示す指標ととらえられてきた。両証取の統合に合わせ、この既存の指数とVNオールシェアを合体させる方向で検討している。

新たな株価指数を導入する狙いは外国人投資家の投資拡大だ。

ベトナム政府は環太平洋経済連携協定(TPP)などの国際的な取り決めに合わせ、国営企業改革を進める。その一環として保有する株式を売却しなければならず、2017年までにベトナム・デイリー・プロダクツ(ビナミルク)、サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)など主要国営企業12社の全株を放出する計画だ。外国人投資家が安心して株を購入するには、指数の信頼性を高める必要があると判断した。

ベトナムの株価は上昇傾向にあり、足元の株価は年初から3割近く上昇した。昨年9月、ベトナム政府は外国人の上場企業に対する出資規制を撤廃し、外国人投資家が増えていることが背景にある。今年上半期の外国人投資家の資金流入は前年同期比3.5倍の7億2200万ドル(約740億円)に上っている。

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