2019年1月20日(日)

東急電鉄、タイで分譲住宅開発 現地不動産大手と合弁

2017/8/8 19:46
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東京急行電鉄 8日、タイで分譲住宅の開発を始めると発表した。現地不動産大手のサンシリと合弁会社を設立。第1弾となるバンコクのコンドミニアムは2019年に竣工予定で、9月にも販売を始める。

タイ不動産開発2位のサンシリと組み、初めてタイで分譲住宅事業を始める。新会社名は「シリTKワン」。東急グループが30%、サンシリが70%出資する。

第1弾となる分譲マンションの名称は「タカ ハウス」。地上8階建てと7階建ての2棟から成り、専有面積は40~70平方メートルとなる予定だ。

東急グループは海外展開に活路を見いだしている。同社は田園都市線沿線の「多摩田園都市」の開発で成功してきたが、足元では沿線地域の人口減少に直面する。東急電鉄の星野俊幸取締役専務執行役員は「バンコクは渋滞が激しく、大都市特有の問題を抱えている」と指摘。「鉄道を使った通勤通学スタイルが定着しつつあり、東京を基盤とする東急グループが得意とする分野」と開発に自信をみせた。

一方、サンシリはバンコクを走る鉄道、BTSの沿線開発に力を入れている。ウタイ最高執行責任者(COO)は「顧客のメリットになるならBTSとの提携も考えていきたい」と語り、東急が強みを持つ駅周辺の再開発ノウハウを生かす考えを示した。

東急グループはアジアを成長市場とみて、再び経営資源を投じる方針を打ち出している。07年には経営悪化を受けて世界12カ所でホテル運営を手掛けていた子会社を売却するなど海外事業の縮小も進めたが、「海外へのチャレンジをやめるという選択肢はない」(星野氏)と海外戦略を加速する姿勢を示した。

東南アジアではすでにベトナムとタイに進出している。タイでは首都バンコクで「東急百貨店」2店舗を展開しているほか、14年にタイの総合消費財最大手サハ・グループと合弁会社を設立。賃貸住宅を開発し、すでにバンコク南東のチョンブリ県で日本人駐在員向けのコンドミニアム運営を始めている。需要は堅調で「ほぼ満室」(星野氏)の状況という。

(バンコク=岸本まりみ)

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