長江和記実業、イタリアでの通信事業統合で欧州委の認可取得

2016/9/5 21:01
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■長江和記実業(CKハチソンホールディングス、香港の複合企業) ロシア系携帯電話大手ビンペルコムと計画していたイタリアでの通信事業統合について欧州委員会の認可を得たと発表した。フランスの新興会社に周波数帯の一部を売却する点が評価された。

欧州委は当初、統合によって携帯電話会社が3社に減ると競争が損なわれかねないと懸念を示していた。CKハチソンは仏携帯4位のイリアッドに周波数帯の一部売却や通信網の共有などを通じて新規参入を促し、4社体制を維持する譲歩案を提示した。

欧州委のベステアー委員(競争政策担当)は「伊携帯市場での競争は維持され、消費者は革新的なサービスを公正な価格で利用できる」との声明を発表した。

CKハチソンとビンペルコムは2015年8月、折半出資の新会社を設立してビンペルコム傘下の「ウインド」、CKハチソンの「3(スリー)イタリア」を統合することで合意していた。統合後の携帯電話の契約者数は3100万人と、テレコム・イタリアやボーダフォンを上回り首位に浮上する。

CKハチソンは英国の携帯電話2位O2UKの買収を予定していたが、欧州委は5月、料金値上げなど消費者に不利益をもたらしかねないとして承認しない方針を決めていた。(香港=粟井康夫)

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