2019年6月25日(火)

シンガポールのセムコープ、4~6月61.3%減益 資源探査停滞

2016/8/5 19:46
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■セムコープ・インダストリーズ(シンガポールの重工業大手) 2016年4~6月期の純利益は前年同期比61.3%減の8645万シンガポールドル(約65億円)だった。世界的な石油・ガス探査活動の停滞などが影響した。

売上高は22.7%減の18億4600万シンガポールドル。ブラジル国営石油会社ペトロブラスに海上石油掘削装置(リグ)を供給しているセテ・ブラジルなどからの支払遅延も響いた。

部門別にみると、リグの建設、修復や沖合プラットフォームの建設を含む海洋部門の純利益が大幅に減り89%減の710万シンガポールドルとなった。

セムコープ・インダストリーズはリグ大手、セムコープ・マリンの親会社。セムコープ・マリンはセテ・ブラジルからの支払い遅延に直面している。ブラジルのペトロブラスにリグを供給しているセテ・ブラジルは、深刻な資金不足に陥り、倒産手続きに入った。

セムコープ・インダストリーズのタン・キンフェイ最高経営責任者(CEO)は1日、セテ・ブラジルが一日も早く再建に着手して資金調達にメドをつけ、支払いを再開するよう期待していると述べた。セテ・ブラジルとの契約額はセムコープの受注残92億シンガポールドルのうちの32億シンガポールドルを占める。

一方、セムコープ・インダストリーズの公益事業部門の純利益も47%減の7460万シンガポールドルへ減少した。シンガポールでの電力事業の利益率縮小が影響した。

また、都市開発部門の純利益は前年同期の約半分の610万シンガポールドルだった。(シンガポール=菊池友美)

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