2019年6月25日(火)

セメント世界最大手、ベトナム事業売却 タイ社に

2016/8/12 22:23
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【フランクフルト=加藤貴行】セメント世界最大手のラファージュホルシム(スイス)はベトナム子会社をタイのセメント2位、サイアム・シティ・セメントに売却する。保有する株式65%を約590億円で売り、ベトナム事業から撤退する。ラファージュホルシムはセメントの世界的な供給過剰を受け、収益性が低いアジア事業の見直しを進めている。

売却対象はラファージュホルシム・ベトナム。企業価値を8億6700万スイスフラン(約900億円)と算定し、保有する全株を売却する。10~12月期に手続きを終える予定。残りの35%を持つ現地資本のベトナム・セメント・インダストリーは株主にとどまる見通し。

ラファージュホルシムは同国南部に5つのセメント工場(年産能力630万トン)とコンクリート工場を持つ。ベトナムでは現地資本などが乱立し、供給過剰が続く。今春から同社のベトナム撤退の観測が出ていた。

ラファージュホルシムはフランスとスイスの同業が合併し2015年に発足した。市況悪化で業績が低迷するなか、財務体質の改善に向けて資産売却に動いている。今年に入って韓国事業の売却を終えたほか、サウジアラビア合弁の株式売却を決定。7月にもインド事業の一部を現地の複合企業グループに売却することでも合意している。

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