米AMDなど、パソコン・サーバー市場参入計画

2017/6/5 20:09
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■台北国際電脳展(アジア最大級のIT見本市) 同電脳展で英半導体設計のアーム、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、エヌビディア、クアルコムが、パソコンやサーバー市場への参入計画を明らかにした。

世界最大の半導体メーカー、米インテルが再びライバル企業の攻勢にさらされている格好。過去10年間で携帯端末ブームに乗り遅れた上、長年、主導的地位にあるパソコンやサーバー向け製品でも他社の追い上げを受けている。

今のところ、インテルはまだ比較的好調だ。世界中のパソコンの80%以上に同社のコアプロセッサーが搭載されており、携帯端末の普及でパソコン需要が低迷する中でも同社の売上高の55%を占めている。

サーバー向け半導体はパソコン向け製品より利益率が高いが、この市場でインテルは98%以上の市場占有率を誇る。

しかし、この状況は変わるかもしれない。ソフトバンクが買収したアームは携帯端末向け事業でインテルを圧倒したが、スマートフォン市場の成長が緩やかになる中、パソコン向け半導体市場への参入を狙っている。

世界中のスマートフォン、タブレット端末やウェアラブル端末を含む携帯機器の90%に、低消費電力で知られるアームの設計した半導体が使われている。

同社は設計図を他社に供給しており、米アップル、クアルコム、韓国サムスンなど世界の主要なIT(情報技術)企業が、同社の設計図を基に独自のプロセッサーを製造している。

クアルコムは世界最大の携帯端末向け半導体メーカーだが、見本市でパソコン向けコアプロセッサーを製造するため、アームと提携すると発表した。

(台北=鄭婷方、呉詠航)

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