タイのCPフーズ、ドイツ食肉会社を買収

2017/7/4 19:45
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タイにあるCPの工場

タイにあるCPの工場

■チャロン・ポカパン(CP)フーズ(タイの食品大手) ドイツの食肉会社ポールセン・フードを1200万ユーロ(約15億5000万円)で買収する。鶏肉などの巨大市場の欧州で事業拡大をめざす。

ポールセンはEU(欧州連合)がタイから輸入する鶏肉などとその関連加工食品について年間6100トンの割り当てを有する。今回の買収によりCPフーズはその割り当ての全量を輸出できる。

富豪のタニン・チャラワノン氏が保有するCPフーズは現在、EUに約5万トンの鶏肉などの家禽(かきん)の肉を輸出している。EUがタイの家禽肉に設定している輸入割り当ては27万トン。

CPフーズは先週、証券取引所に提出した届け出の中で、「高い成長が見込めるドイツなどEUにおいて食品サービスと食品製造のネットワークとチャネル」を確保すると説明した。

輸出されるのは同社の中核商品である鶏肉とカモ肉が中心になる。

ベルギー子会社のCPFヨーロッパはドイツの家族経営の食肉商社、ピーター・ポールセン・インポート・エクスポートからポールセン・フードの株式の95%を取得する。

CPフーズは今年4月に英国の食肉業、ウェストブリッジ・フード・グループを買収すると発表している。同社が保有する輸入割当は年間1万2000トン。

CPフーズは2020年までに国際事業で売上高の75%を確保することをめざしている。16年の比率は68%で、15年の66%をわずかに上回った。(バンコク=小野由香子)

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