2019年1月22日(火)

ベトナムFPT、小売り子会社の持ち株一部売却

2017/8/3 20:57
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ベトナムの情報技術最大手のFPTは、情報システムやソフトウエア、電気通信などのテクノロジー事業に一段と専念するため、FPTデジタル・リテールの株式の持ち株比率を85%から50%未満に減らすと発表した。

FPTは売却するFPTデジタル・リテールの株式の大半を機関投資家に、残りの10%はその後に証券会社を通じて別の投資家に売却する予定。来年に予定しているFPTデジタル・リテールのホーチミン証券取引所への上場に間に合わせるには、売却を年内に終わらせる必要がある。

FPTデジタル・リテールは輸入品や国産の携帯電話やモバイル機器の付属品を販売するチェーン店を国内に450店舗以上持つ。2017年上期の同社の税引き前利益は前年比44%増の1410億ドン(約6億8700万円)で、売上高は31%増の6兆2000億ドンだった。ネットでの販売が増加する中、17年には売上高が27.5%、利益は40%の増加が見込まれる。

FPTは約2年前から、FPTリテール・アンド・ディストリビューションの売却を検討し、投資ファンドを含む売却先候補と交渉していると報じられている。売却先を探しやすくするために、FPTリテール・アンド・ディストリビューションをFPTデジタル・リテールと完全子会社のFPTトレーディングに分割した。

近年、サムスン電子とアップルは自社の販売店を持ち、ノキアはマイクロソフトが買収するなど、FPTとこうしたブランドの販売業者との競争は厳しくなっている。また、モバイル・ワールドやビングループの家電量販店ビンプロなど国内ライバル企業との競争も激化している。

一方、大型モールやショッピングセンター、スーパーが増え、小売りの売り場は洗練されてきている。FPTは売却促進のために小売りと流通を分けることで対応した。

(ハノイ支局)

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