2019年8月23日(金)

比アヤラ、格安学校を拡充 16年に3校開設

2016/2/8 22:04
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【マニラ=佐竹実】フィリピンの大手財閥アヤラ・グループは中間層以下をターゲットにする「格安学校」を今年3校開き、27校に増やすと発表した。今年から義務教育が延長され、入学者が増えることに対応する。首都マニラでは経済成長に伴って低所得層も含めて教育熱が上がっており、アヤラは教育をビジネスの柱の一つに育てる考えだ。

20代前半の教師を雇い、人件費を抑えている(トンド地区の校舎)

アヤラは2014年、教育出版世界首位の英ピアソンとの合弁で「APECスクールズ」を開校した。教育関連の投資に1億ドルを充てている。徹底したコスト削減により、学費を年3万3千ペソ(約8万3千円)と標準的な私立校の4分の1程度に抑えた。人口1億人の大多数を占める中間層以下の需要が大きいためだ。

フィリピン政府はこのほど、義務教育を10年から12年に延長した。今年から、16歳の生徒はさらに2年間高校で勉強しなくてはならない。そのためアヤラは、今年の入学者は去年の3倍近い9千人に増えるとみている。

フィリピンは英語を公用語とするため、欧米企業がコールセンターなどの業務委託の拠点を相次いで設けている。APECスクールズでも、英語教育を中心に力を入れる。アヤラの持ち株会社アヤラ・コーポレーションのハイメ・アウグスト・ゾベル・デ・アヤラ会長は記者会見で、「労働市場で求められる人材を育てたい」と述べた。

アヤラは教育事業への投資を増やしており、15年にはルソン島南部にあるヌエバ・カセレス大学に4億5千万ペソを出資して過半数の理事ポストを獲得している。

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