シンガポール海運大手、TOB後に上場廃止へ

2016/7/1 21:00
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■ネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL、シンガポールの海運大手) 同社へのTOB(株式公開買い付け)を進める仏海運大手CMA CGMは18日のTOB期間終了後に上場を廃止する意向を示した。(写真はロイター)

これにより1968年設立のNOLは早ければ7月中にもシンガポール取引所(SGX)から姿を消す。

CMA CGMは6月28日、同社が保有するNOL株の保有比率が91%を超えたと発表した。同社は保有比率が90%を超えたことで、シンガポールの法規に従い1株当たりの買い付け価格1.3シンガポールドルに「合意していない株主から残りの全株式を強制的に購入する」権利を行使するという。公開買い付け期間終了後、強制買収の手続きには少なくとも1カ月間かかる。

CMA CGMはシンガポール政府系ファンドのテマセク・ホールディングスが67%保有していたNOL買収に33億8000万シンガポールドル(約2580億円)を投じる。

買収手続きの完了と上場廃止により、1968年に設立されたNOLの時代が終わりを告げることになる。

CMA CGMは、NOLが97年に米コンテナ海運大手APL(旧アメリカン・プレジデント・ライン)を買収し、NOLのコンテナ船のブランド名として受け継いだ「APL」を引き続き継承発展させていくとしている。APLは太平洋貿易で強力なブランド価値を持っている。(シンガポール=谷繭子)

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