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中国・安邦保険、米ホテル買収断念 「市場環境を考慮」

【上海=原島大介】「シェラトン」などを展開する米ホテル大手、スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドの買収を目指していた中国の安邦保険集団が買収提案を取り下げた。提示した140億ドル(約1兆6千億円)の買収額について、支払い能力を示すことができなかったもよう。安邦側は「様々な市場環境を考慮し、深追いしないことを決めた」とコメントした。

安邦や米JCフラワーズなどの企業連合は3月31日までに、先月提示した1株82.75ドルで買収する案を取り下げた。これで競合していた米マリオット・インターナショナルがスターウッドを買収する見通しとなり、実現すれば世界最大のホテルチェーンが誕生する。

安邦保険は2004年に創業した新興の生命保険会社。中国メディアによると、14年の生命保険契約額は529億元(約9100億円)と業界8位、同年末の総資産は1兆元。近年は同業のほか、米高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」を約19億5千万ドルで買収するなど、ここ2年で少なくとも250億ドル超を海外企業のM&A(合併・買収)に投じた。

ただ、安邦保険は非上場で巨額の買収資金をどう調達するかなど疑問視する見方もあった。保険契約額が5年で5万倍にふくれあがるなど経営実態にも不透明さが残る。

創業者の呉小暉総裁は浙江省の農村出身。鄧小平氏の孫娘と再婚したとされ、中国共産党とのつながりが深いとの指摘もある。

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