2019年9月19日(木)

シンガポール新聞大手SPH、医療サービスに進出

2017/5/1 20:38
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■シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH、シンガポールの新聞・出版最大手) 老人介護施設運営会社、オレンジ・バレー・ヘルスケアを約1億6400万シンガポールドル(約131億円)で買収し、医療サービス分野に進出した。

従来型メディアの同社は広告収入や購読者数が減少している。このため、コストを削減したり、他の収益源に投資したりしている。

1993年創業のオレンジ・バレーは子会社を通じて老人介護施設を数多く運営し、理学療法やリハビリなどのサービスを提供している。シンガポールでは現在5施設を運営している。

SPHのアラン・チャン最高経営責任者(CEO)は「シンガポールは高齢化しており、長期的な医療ケアが必要だ」と語った。

同国の65歳以上の人口は現在の45万人から2030年までには90万人と倍増し、4人に1人が高齢者になると予想されている。

同氏は高齢者向けサービスの需要拡大に対応するため、保健省や他の医療制度と連携する意向も明らかにした。

DBSのリポートは、この買収で「SPHは医療部門に参入し、メディアと不動産部門からの多様化を図った」とした上で、他部門への多様化は「本質的に逆風への懸念をいくらか和らげるものだ」と指摘している。

政府系のSPHは現在、出版事業の再編中で、今後2年間でさらなる人員削減を行う。同社の2月末時点の従業員数は、2年前より5%少ない4041人。

(シンガポール=ジャスティナ・リー)

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