伊次期首相にジェンティローニ外相を指名へ 大統領府発表

2016/12/11 20:02
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【ローマ=共同】イタリアの大統領府は11日、辞表を提出したレンツィ首相(41)の後任としてパオロ・ジェンティローニ外相(62)を指名すると発表した。マッタレッラ大統領が同日午後(日本時間11日夜)、正式に指名し、組閣を要請。一両日中にも新政権が発足する見通し。

イタリア首相に指名されるジェンティローニ外相(10月、トルコ・アンカラ)=AP

マッタレッラ氏は与野党などとの協議を終えた10日夜、記者会見で「新たな政権を短時間で発足させる必要がある。政治危機の解決に必要な対策を取る」と強調した。

新政権は、総選挙実施のための選挙制度の整備や同国中部で起きた地震の被災地再建支援、イタリアが議長国を務める来年5月開催の先進7カ国(G7)首脳会議など重要な国際日程が優先課題となる。

4日の国民投票で敗北したレンツィ氏は、7日に辞表を提出。既存政治を批判し、反対派を先導した新興の政治組織「五つ星運動」など主要野党は、早期の総選挙実施を求めている。

コメディアンのグリッロ氏(68)が率いる五つ星運動は、長引く景気低迷や高失業率に対する庶民の怒りを追い風に支持を伸ばし、最近の世論調査ではレンツィ氏の与党民主党に迫る勢い。次期総選挙で政権奪取を狙っている。

総選挙は議会任期満了の2018年より前倒しして実施されるとの観測が広がるが、新たな選挙制度がまとまるまでどれぐらい時間がかかるかは見通せない。第1党に配分される「ボーナス議席」などの規定を巡り各党の意見は割れている。

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