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印刷・情報用紙値上げ相次ぐ 大王製紙、10~20% 日本製紙も

印刷・情報用紙の値上げ表明が相次いでいる。大王製紙は21日、4月1日出荷分から印刷用紙を1キロ15円(15~20%)以上、情報用紙を10%以上、現行価格から引き上げると発表した。最大手の日本製紙も同日、ほぼ大王製紙と同規模の値上げを正式に表明した。

印刷用紙類の値上げの背景には、重油や石炭といった原燃料価格の上昇による採算の悪化がある。今後は生産量2位の王子製紙や3位の北越紀州製紙も価格引き上げを進める可能性がある。

一方で、文書や広告のデジタル化で紙の需要は振るわない。日本製紙連合会(東京・中央)によると、2016年の印刷・情報用紙の国内出荷量は前年比1.5%減と3年連続で前年実績を下回った。17年の内需も前年比2.5%減を見込んでいる。出荷が落ち込む中での値上げは、印刷会社など需要家からの強い抵抗が予想される。

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