2019年2月20日(水)

米国穀物、今年も豊作へ 4年連続値下がり 日本に恩恵

2016/8/13 11:25
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トウモロコシと大豆の最大産地である米国で4年連続の豊作が確実となった。米農務省の予想によると、単位面積当たりの収穫量は前年度に比べ4~5%増え、ともに過去最大となる。供給増による値下がりで農家の経営は厳しくなるが、食品や家畜飼料の大部分を輸入に頼る日本の企業には恩恵が広がりそうだ。

米農務省が12日発表した8月の需給報告によると、2016穀物年度(9月~17年8月)のトウモロコシの単位収量は1エーカー当たり175ブッシェルと前年度比4%増、大豆は同48.9ブッシェルと5%増える。

発表を受け、12日のシカゴ相場でトウモロコシや大豆は前日に比べ3~8%値下がりした。穀物商社コンチネンタルライスの茅野信行代表は「予想外の豊作予想に市場が衝撃を受けた」と急落の理由を話す。

豊作で米農家の採算は悪化している。同省によると15年はトウモロコシ、大豆、小麦の全てで赤字。市況低迷で赤字幅が広がる可能性が高い。

一方、日本の飼料会社や食品会社には調達コストの低下につながる。滋賀県東近江市で乳牛を飼育する池田牧場の池田義昭氏は「飼料コストは全体の6割を占める。恩恵は大きい」と話す。

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