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「丈志さんを手ぶらで帰せない」 競泳男子リレー、結束の銅

北京五輪とロンドン五輪の200メートルバタフライでメダルを獲得した松田も32歳になった。今回は個人種目は国内選考会で敗れ、出場するのは800メートルリレーだけ。このリレーが競技人生の集大成になるだろう。「自分の全キャリアをぶつける」という覚悟で4度目の五輪に臨んでいた。

松田の思いを知るほかのメンバーは「丈志さん(松田)を手ぶらで帰すわけにはいかない」を合言葉にしてきた。思い出すのは4年前。ロンドン五輪で北島康介が個人種目メダルなしに終わると、松田が「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」と話して結束し、メドレーリレーで銀メダルを獲得した。4年後の今回は、松田が主役となって、ドラマの再現だ。

第1泳者のエース、萩野が快調に泳ぎ、首位米国と0秒11差の2位で戻ってきた。自身の日本記録(1分45秒23)に迫る1分45秒34は8日の200メートル自由形より速い。気迫の泳ぎを見せた萩野は「(前半に出遅れた)昨日(8日)のような失敗は許されないと思っていた」。

自由形陣は国内合宿を重ねて、この種目にかけていた。先輩である松田への思いも快泳へのエネルギーになったのだろう。第2泳者の江原は萩野の貯金を生かして、1つ順位を落としただけで小堀へ。小堀はなんと、順位を1つ上げて2位で戻ってきた。

「いい位置で来てくれたので何とかメダルを取りたいと思って泳いだ」と松田。英国に抜かれたものの、ベテランは必死に粘り、3位を保ってゴールへ。長らく自由形が不得意種目だった日本男子の歴史を突き破る、52年ぶりのメダル。「このメダルをきっかけに、この若い選手がさらに日本の自由形を強くしてくれることを願っている」と松田は達成感に浸った。

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