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錦織、マリー破る 「僕は挑戦者」攻め抜く

男子シングルス準々決勝でマリーと対戦する錦織。ベスト4進出を決めた=ニューヨーク(共同)

守備型のマリーに対し攻撃型の錦織が受け身に立ってはいけない。リオデジャネイロ五輪準決勝でも敗れた今夏絶好調の相手に対し、錦織は立ち上がりからガンガン攻めていったら、あっさり第1セットを落とした。

「ちょっと攻めが早くて雑というか、オーバーペースだった。僕の悪いところが多すぎた」と錦織。第2セットに入って一転、ショットの速度を落とし、狙う位置もライン際ギリギリから、やや内側に変え、ラリー戦に持ち込んだ。

少しずつ形勢を立て直していた第2セット途中、雨が降り出した。屋根が閉じるのを待つ間、ロッカールームでボッティーニコーチらと話した。「きっちりコートに入れてから、角度のついたところを狙え。ファイトだ!」という助言で頭がクリアになった。

「屋根が閉じてから圭のリターンがよくなり、サーブをキープしづらくなってきた」とマリー。それでも流れまで渡してはくれなかったが、錦織は「(強い)アンディ相手なので落ち込んでも意味ないな、と思えた」。

第5セットは4-2から3ゲームを奪われて逆転された。第8ゲームは40-0からサービスブレークされたので、さすがにこたえたが「ポジティブでいようとした」。3回戦まで自分よりランキングが低い選手に苦しみながら勝ってきた経験も生きた。「きょうは僕がチャレンジャーだから」。第10ゲームを1ポイントも与えずサービスキープすると、一気に勝利まで持っていった。

3時間58分の激戦を制した錦織は「イラつく元気もないほど疲れていたからか、きょうはより集中できていた。最後の2セットはベストテニス」。四大大会ベスト4も2回目になると冷静だ。あまりの落ち着きぶりをいぶかる海外メディアにも「これが僕。気持ちにアップダウンを作らないことが大切」と静かに受け流していた。(原真子)

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