FIFA、新しいタイプのリーダーが必要だ

FIFAのブラッター会長の辞任表明に一つの時代の終わりを感じる。

同会長は、アベランジェ前政権の事務総長から1998年に現職に就いた。前会長はW杯の出場国を16から24、32とその時々で増やすことを約束しながらアジア、アフリカ、南米、北中米という大票田を押さえ、欧州を包囲した。その手法を現会長も地盤を引き継ぐように踏襲した。

「政治」は前会長から学び、「経営」は拡大路線をさらに膨らませていく。7...