2019年7月24日(水)

道警おとり捜査巡り再審へ 検察側が特別抗告断念

2016/11/1 0:39
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北海道警のおとり捜査を巡り、銃刀法違反罪で実刑を受けたロシア人男性(46)の再審開始決定に対し、札幌高検は31日、最高裁への特別抗告を断念すると明らかにした。11月1日午前0時で再審開始が確定。札幌地裁で今後、裁判をやり直すことになる。

26日の札幌高裁決定は、捜査に関わった警察官らの偽証を理由に男性の銃刀法違反罪の成立について「強い疑念を抱かせ、裁判の公正を疑わせるに値する顕著な事由」と判断。検察側の即時抗告を棄却し、再審を認めた。

特別抗告は高裁決定に憲法違反や判例違反がある場合にのみ申し立てることができる。高検の中村周司次席検事は「憲法違反などがあるとまでは言い難いと判断した」とコメントした。

男性の弁護団は「再審が開始された場合には、捜査の異常な実態を踏まえ、一刻も早く無罪判決が下されるよう求めていく決意だ」としている。

男性は元船員のアンドレイ・ノボショーロフさん。1997年11月に北海道・小樽港で拳銃を所持したとして現行犯逮捕され、懲役2年の実刑を受けた。弁護団は2013年9月、「道警の捜査協力者が男性に中古車と拳銃の交換を持ちかけたおとり捜査だった」とする道警の元警察官の証言を提出し、再審請求した。〔共同〕

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