類似ロゴ「全く知らない」 東京五輪エンブレム制作者

2015/7/31付
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2020年東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場ロゴに似ているとされる問題で、エンブレムの制作者は31日、「参考にしたことはない」とコメントを発表した。ロゴのデザイナー側は同日、国際オリンピック委員会(IOC)にエンブレムの使用停止を求める書簡を送付。東京都の舛添要一知事が関連グッズ製作の一時見合わせに言及するなど、問題は波紋を呼んでいる。

エンブレムを制作したアートディレクターの佐野研二郎氏は31日、「海外作品については全く知らないもの。制作時に参考にしたことはない」とコメントを発表。「日本らしさを自分のなかで追求してデザインした」として、近く記者会見して詳しく説明する考えを示した。

一方、舛添都知事は同日の記者会見でエンブレムを使ったグッズの製作について「ちょっと待った上で、どういう訴えが起ころうと使えるとなれば、直ちにやりたい」と表明。ただ都はその後、「法的には問題がない」として、大型の懸垂幕やのぼりなどの製作は予定通り進める方針を明らかにした。

16年のリオデジャネイロ五輪のエンブレムでも、酷似したデザインの存在が指摘されたことがある。著作権問題に詳しい東京理科大大学院の生越由美教授(知財政策)は「シンプルなデザインほどバッティングしやすい。模倣に関わる証拠は見つからないケースが多く、専門家でも判断は困難」と指摘。「互いの作品を尊重し、最後は話し合って解決するのがいいのでは」と話している。

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