2018年11月15日(木)

16年春の公立校教員採用倍率、5.2倍 6年連続で低下

2017/1/31 23:40
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全国の公立小中高校などに2016年春に採用された教員の採用倍率は全体で前年より0.2ポイント減の5.2倍となり、6年連続で低下したことが31日、文部科学省のまとめで分かった。4.9倍だった1993年度以降で最低となった。ベテラン教員の大量退職に伴う採用増に加え、民間企業への就職環境が好調なため教員志望者が減っているとみられる。

全国の都道府県や政令指定都市など68教育委員会を対象に、公立の小中高校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭の採用状況を調べた。

16年度の採用試験で小中高校教員の受験者は14万8362人で、4年連続減少。受験者はここ10年間は14万~16万人で推移している。これに対し、採用者は計2万8084人。07年度の2万321人から年々増えている。全国の学校現場では定年を迎えたベテラン教員の大量退職が続いており、これに伴う大量採用が続いているためだ。

学校種別の競争率は、小学校3.6倍(前年度比0.3ポイント減)、中学校7.1倍(同0.1ポイント減)、高校7.0倍(同0.2ポイント減)で、いずれもこの10年間で最低となった。文科省によると、大量退職と大量採用の傾向は地域差があるものの、18~20年度にピークを迎えるといい、全国的な低倍率は今後数年は続く見通しだ。

地域別で全体の競争率が高かったのは鹿児島県(10.9倍)、沖縄県(9.7倍)、秋田県(8.0倍)など。低倍率は富山県(3.3倍)、山口県(3.7倍)、滋賀県(3.8倍)で地域間で大きな違いがみられた。

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