ジカ熱ウイルス、表面に180個の突起 米大チームが構造確認

2016/4/1 12:19
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【ワシントン=共同】中南米で流行しているジカ熱の原因のジカウイルスは、外側の殻の部分に180個の突起があり、同種のほかのウイルスに比べ大きく突き出ていることを電子顕微鏡で確かめたと、米パデュー大のチームが31日付米科学誌サイエンスに発表した。

突起の機能は不明だが、人間の細胞へのくっつきやすさに関係している可能性があり、チームは「ここを標的とした抗ウイルス剤が開発できるかもしれない」としている。

ジカウイルスは、蚊が媒介する西ナイル熱、デング熱、日本脳炎の原因ウイルスと同じ「フラビウイルス」の一種。チームによると、ほかのフラビウイルスと同様、膜タンパク質などからなる殻の中に、遺伝情報を持つリボ核酸(RNA)が入っている構造だった。直径は2万分の1ミリほど。特にデングウイルスによく似ていた。

殻のタンパク質に炭水化物の分子が結合した部分が、デングウイルスなどと比べ外側に向け大きく突き出ているのが特徴。多くのウイルスは感染の際、この結合部分を使って人間の細胞にくっついているという。

ジカ熱は妊娠中に感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれる可能性が指摘されている。

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