金沢のエレベーター事故から4年 遺族が墓参り

2016/10/31 13:41
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金沢市のホテルで、清掃員、前多外志子さん(当時63)がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故から4年を迎えた31日、長男の智之さん(41)が市内で墓参りし「4年はあっという間。解決まで時間がかかるのは覚悟している」と話した。

智之さんは2006年に起きた東京での男子高校生死亡事故の結果が出るまで10年かかったことを挙げ「不安になるが、石川県警には慎重に調べて事故原因を明らかにしてほしい」と願った。母には心の中で「良い報告ができるはずだからもう少し待っててね」と語り掛けたという。

同社のエレベーターを巡っては、消費者安全調査委員会が今年8月、東京での事故の最終報告書を公表。原因はブレーキ部品が摩耗して隙間が生じ、ブレーキが利かなくなっていたとし「保守管理が不十分だった」と指摘した。

金沢の事故機は、東京の事故機と同型のブレーキが使われていた。石川県警は業務上過失致死容疑での立件に向け、ブレーキ部分を中心に捜査。押収資料が膨大で鑑定結果の分析も完了しておらず、県警幹部は事故の解明まで「相当の期間を要する」と話す。

事故は12年10月31日に発生。従業員エレベーターの扉が開いたまま上昇し、乗り込もうとした前多さんが転倒して扉の上部の枠とかごの床に挟まれ窒息死した。〔共同〕

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