2019年2月19日(火)

岩手で11人死亡、北海道で3人不明 台風被害

2016/8/31 11:51 (2016/8/31 13:07更新)
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温帯低気圧に変わった台風10号の影響で、大雨となった北海道や東北地方では31日、堤防の決壊や浸水などの被害が相次いだ。警察によると、岩手県で台風の被害とみられる死者が11人確認されたほか、北海道では3人が行方不明になっている。北海道開発局と北海道によると、南富良野町幾寅の空知川で堤防が決壊し、町役場がある市街地が浸水、住民約200人が孤立した。

台風10号の被害を受け、複数の遺体が確認された高齢者施設付近(31日午前8時42分、岩手県岩泉町)=共同通信社機から

岩手県警によると、浸水被害があった同県岩泉町では、高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の周辺で入居者とみられる9人の遺体が見つかるなど、計10人が亡くなった。久慈市ではがれきの中から高齢女性1人が遺体で見つかった。

北海道では、南富良野町の空知川や帯広市の札内川で堤防が決壊したほか、大樹町や清水町など3カ所で橋が損壊し計5台の車が川に転落、男性が行方不明になるなど計3人と連絡が取れない。北海道は住民の救助や給水活動のため、自衛隊に南富良野町など4町への災害派遣を要請した。

岩手県岩泉町は川の氾濫で中心部などが浸水。陸上自衛隊が上空から住民3人を救助した。岩手県宮古市では冠水で市役所が一時孤立した。

国土交通省によると、31日午前5時時点で北海道や岩手県の8水系17河川で氾濫や堤防の決壊が確認された。岩泉町で約2千人が孤立しているという情報もあるという。

JR北海道は清水町と新得町で根室線の橋2本が流されたと明らかにした。釧路や帯広と札幌を結ぶ特急の運行ができなくなった。再開の見通しは立っていないという。

気象庁によると、北海道ではこの数日間に記録的な雨量を観測。上士幌町では29日午前0時から31日午前10時半までに、平年の8月1カ月分を大きく上回る328.5ミリの雨が降った。南富良野町幾寅でも183.5ミリの大雨を観測した。

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