2019年2月21日(木)

福島で不通のJR常磐線、代行バス運行 帰還困難区域を初走行

2015/1/31付
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不通が続くJR常磐線原ノ町―竜田で運行を開始する代行バス。運行開始を前に、運転手と乗務員に花束を手渡す南相馬市の桜井市長=右(31日、福島県南相馬市)=共同

不通が続くJR常磐線原ノ町―竜田で運行を開始する代行バス。運行開始を前に、運転手と乗務員に花束を手渡す南相馬市の桜井市長=右(31日、福島県南相馬市)=共同

東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で不通が続くJR常磐線原ノ町(福島県南相馬市)―竜田(同県楢葉町)間の46キロで、JR東日本は31日、代行バスの運行を始めた。原ノ町からの始発便は早朝ながら約30人が乗り、一定の需要を見せた。

バスは避難指示区域を南北に貫く国道6号を通り、公共交通機関として初めて、途中で放射線量の高い帰還困難区域を走った。区間内の駅には停車せず、所要時間は1時間10~25分。1日2往復だが、乗客数次第では増便も検討するという。

茨城県取手市に帰省するため始発便に乗った南相馬市の地方公務員、蛯原康友さん(39)は、これまで福島市経由の遠回りを強いられていたといい「時間が短縮されるのでうれしい。昼間に増便してもらえればさらに便利になる」と話した。

政府の原子力災害対策本部が昨年実施した調査では、国道6号の避難指示区域(42.5キロ)を時速40キロで通過する際の推計被曝(ひばく)線量は約1.2マイクロシーベルトで、胸部エックス線撮影の被曝線量の50分の1程度という。代行バスでは乗務員が線量計を携帯し、降車する際、希望者に実際の被曝線量を伝える。〔共同〕

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