2019年6月25日(火)

山岳ガイド、二審も有罪 白馬岳ツアー客4人死亡

2015/10/31 11:36
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北アルプスの白馬岳(2932メートル)で2006年、登山ツアー客4人を遭難、死亡させたとして業務上過失致死罪に問われた山岳ガイド、田上和弘被告(57)=福岡県大牟田市=の控訴審判決で、東京高裁は31日までに、禁錮3年、執行猶予5年とした長野地裁松本支部判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

弁護側は控訴審で「遭難するほどの著しい天候の悪化は予見できなかった」と無罪をあらためて主張していた。

高裁の藤井敏明裁判長は「前日の気象予報などから、登山コース上で客が吹雪などにさらされることは予見できた」と認定。「有料ツアーでは登山中の安全確保について引率者に依存する部分が大きい。ガイドは客の服装や装備を絶えずチェックし、天候の見込みに応じて脱ぎ着を指示、確認すべきだが、不十分だった」と指摘した。

判決によると、田上被告は06年10月上旬、5泊6日のツアーを主催。同月7日、白馬岳の山小屋に向かう途中、熊本市の渡辺和江さん(当時61)、熊本県大津町の小場佐香代子さん(同53)、福岡市の古賀利枝さん(同66)と純子さん(同61)の姉妹が低体温症によって死亡した。〔共同〕

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