/

理数系で学力改善続く 日本の15歳、読解力は低下

経済協力開発機構(OECD)は6日、72カ国・地域の15歳約54万人を対象に2015年に行った学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。平均得点でみた日本の国際順位は科学的応用力が2位、数学的応用力が5位で、ともに前回12年調査を上回り、トップレベルの水準を維持した。半面、読解力は8位で順位が4つ下がるなど、弱点も浮かんだ。

3年に1回実施されるPISAで、日本の「科学」と「数学」の順位は06年を底に3回連続で上昇。11月に公表された15年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)でも日本の小中学生の国際順位は過去最高を更新しており、「ゆとり教育」の転換後、理数系学力の回復傾向が続いていることが確認された。

今回のPISAは初めて、手書きではなくコンピューター(パソコン)を使って解答する方式で行われた。日本の平均点は3分野とも前回を下回り、特に読解力は大きく下がった。文部科学省は解答方式の変更が主因としており、「特に文字数の多い読解力の問題で、紙の試験に慣れた日本の生徒が混乱したようだ」と説明している。

他の参加国・地域をみると、シンガポールが全3分野で首位を独占。香港が2分野で2位となったほか台湾やマカオ、韓国などアジアの国・地域がこれまで同様上位に入った。09、12年と3分野でトップだった上海は今回、北京・江蘇・広東と合同で参加しいずれの分野でも順位を下げた。

PISAは今回で6回目。03年調査では日本の順位が急落し「PISAショック」が広がった。学力低下への批判が集まり、文科省は脱・ゆとり路線を本格化。学習指導要領を改訂し、小中学校の授業時間や学習内容を増やすなどした。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン