安愚楽元役員らに賠償命令 大阪地裁

2016/5/31 0:30
保存
共有
印刷
その他

和牛オーナー制度が行き詰まり経営破綻した「安愚楽牧場」(栃木県)の出資者らが、役員ら22人と関連会社3社に約1億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。佐藤哲治裁判長(大島雅弘裁判長代読)は元取締役(74)に全額の賠償を命じ、元監査役(67)に対しても、うち約7千万円の連帯責任を認定した。

原告代理人によると、出資者による各地の訴訟で初の判決。原告は大阪、兵庫、奈良、滋賀の各府県に住む40~80代の男女9人。

判決は、実際の飼育頭数がオーナー契約を結んでいた頭数よりも少なかったと指摘。同社がパンフレットなどで「牛は存在する」と説明していたのは特定商品預託法違反(不実告知)に当たると判断した。

その上で、元取締役は繁殖牛の不足などを認識し、適切な措置を講じる義務があったと認定。元監査役も監査業務を怠ったとした。他の役員や関連会社については「契約頭数の不足を認識していたとは認められない」などと請求を退けた。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]