2019年1月22日(火)

寝起きの学習、記憶に長く残る 東大がマウス実験で確認

2016/9/30 21:20
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東京大学の深田吉孝教授と清水貴美子助教らは、目覚めた直後に学習すると記憶が長く続くことをマウスの実験で突き止めた。目覚める頃に増える特定のたんぱく質が、記憶しやすさを決めていることが分かったという。「ヒトでも同じ仕組みが働いていれば、朝に勉強すると学習効果があがることになる」と清水助教は話す。

30日、英科学誌に掲載された。

実験ではマウスに積み木を見せ、形を覚えさせた。24時間後に別の形の積み木と一緒に見せて、前日の積み木を覚えているか調べた。様々な時刻で試し、どの時間帯の記憶が最も長持ちするのかを明らかにした。

マウスは一般に夜行性で、目覚めた直後とその4時間後に学習したときが最も記憶が長続きしやすかった。記憶に関わる脳の部位を調べると、目覚める頃に特定のたんぱく質が増えており、その働きがしばらく続いていた。

このたんぱく質は生体のリズムをつかさどる「体内時計」によって量が増減する。たんぱく質が多いときに学習の刺激が加わると、記憶関連の遺伝子が活性化され、長期記憶につながるとみている。

ヒトでも時間帯により記憶のしやすさに違いがあることが知られている。研究チームは霊長類にも今回の仕組みが備わっているか、サルで調べている。

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