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阪大、潰瘍性大腸炎の発症に関わる遺伝子発見

大阪大の竹田潔教授らは、潰瘍性大腸炎の発症に関わる遺伝子を発見した。遺伝子が作るたんぱく質が腸内細菌の大腸組織への侵入を防ぎ、大腸炎の発症を抑えていることがわかった。根本的な治療法がない潰瘍性大腸炎の治療の足がかりになる。31日に英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

潰瘍性大腸炎は、腸内細菌が大腸組織に侵入して繰り返し炎症を起こすことが原因の1つとされる。研究チームは、大腸表面にある上皮細胞で活発にたんぱく質を作り出している遺伝子に注目。この遺伝子を持たないマウスを作り、上皮を傷付ける薬物を飲ませた。すると激しい腸炎が起き、12日間で7割が死んだ。

この遺伝子が作るたんぱく質と腸内細菌を混ぜて顕微鏡で観察したところ、細菌のプロペラであるべん毛にたんぱく質が結合し、運動を妨げていた。たんぱく質が大腸の上皮への侵入を防いでいることがわかった。

潰瘍性大腸炎は日本に10万人以上の患者がいる。遺伝子治療でこの遺伝子を活性化したり、患者にたんぱく質を投与したりすることで、発症を抑えられる可能性があるという。

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