2019年7月23日(火)

体罰で処分の教員、最多3953人 文科省の13年度公立校調査

2015/1/31付
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2013年度に児童生徒への体罰で懲戒処分などを受けた公立学校の教員は、12年度より1700人増の3953人となり、過去最多を更新したことが30日、文部科学省のまとめで分かった。12年度から調査を始めた国立は5人、私立は217人で国公私立の合計は4175人。わいせつ行為による処分者も過去最多の205人に上った。

大阪市立桜宮高校の男子生徒が体罰を苦に12年12月に自殺した問題を受けた緊急調査では、12年度に公立校で教員5415人が体罰をしていたことが判明。その処分が13年度にずれ込んだケースが多かったため、処分者数が2年連続で増えたが、文科省は「14年度以降は減少の方向に向かうのでは」とみている。

13年度に公立校で体罰を理由にした処分の内訳は、停職32人、減給178人、戒告200人など。体罰を受けた児童生徒は計8880人に上り、中学生が最多の3973人、高校生2968人、小学生1892人など。

体罰の内容は「素手で殴る」が最多の58%。場所は教室35%、運動場・体育館33%。全体のうち16%の650人が児童生徒に骨折や打撲、鼻血などの被害を与えていた。

都道府県別では大阪の400人が最多で、大分374人、福岡240人と続いた。少なかったのは福井2人、愛媛3人など。文科省は、処分者数にばらつきがあるのは都道府県で体罰と認定する範囲に違いがあるのが一因とみている。

わいせつ行為で処分された教員は、1977年度の調査開始以来初めて200人を超えた。全て男性教員で免職は117人。メールなどによる性的嫌がらせが増え、19人が処分された。

鬱病などの精神疾患で13年度に休職した教員は5078人。12年度より118人増えて高止まりしている。一方、女性校長は全校長の14%に当たる4771人で過去最多だった。

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