2019年3月26日(火)

北海道で出土の矢尻、長野産黒曜石製と判明 620キロ越え交流

2016/5/31 12:40
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北海道福島町の館崎遺跡で、縄文前期―中期(5千~4500年前)の地層から出土した矢尻が、長野県・霧ケ峰周辺の黒曜石で作られたものであることが、北海道埋蔵文化財センター(江別市)の調査で31日までに分かった。道内で本州産の黒曜石の矢尻が見つかったのは初めてという。

同センターの長沼孝常務理事は「縄文人が海を越えて交流していたことが改めて確認された。霧ケ峰周辺から福島町まで直線距離でおよそ620キロあり、縄文人のダイナミックな動きを物語っている」と話している。

同センターによると、北海道新幹線建設に伴う発掘調査で2009年、出土した。これまで、ひし形の北海道産黒曜石の矢尻は見つかったことがあるが、この矢尻は石に透明感があり、逆V字形だったため成分を分析、霧ケ峰産と判明した。矢尻は長さ2.2センチ、幅1.8センチ、厚さ0.4センチ、重さは0.9グラムだった。

これまで、霧ケ峰産黒曜石の矢尻の最も遠い出土地は青森市の三内丸山遺跡だった。〔共同〕

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