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遺族参加で医療安全改革を 群馬大病院問題で調査委

群馬大病院で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、第三者による調査委員会は30日、調査結果を平塚浩士学長に提出した。報告書は「病院全体のガバナンスに不備があった」と指摘。院内の倫理委員会や患者支援に携わる部署などに死亡した患者の遺族を加え、医療安全の改革に取り組むことを求めた。

調査委は、男性医師による2009年度から6年間の18人の死亡事例を検証。09年度に開腹による肝臓切除で5人が死亡したにもかかわらず、改善がなされないまま男性医師による手術が続いたと報告した。

その上で「この時期に適切な対応を取っていれば、その後の死亡事例の続発を防ぐことができた可能性がある」と指摘。不十分な管理体制などを問題視し、「患者中心の医療とは大きく乖離(かいり)している」と非難した。

調査委の上田裕一委員長は30日の記者会見で「群馬大病院で指摘された問題点は、日本全国の病院に多かれ少なかれ存在する」と警鐘を鳴らした。そのため報告書では再発防止策の提言に力を入れ、ほかの病院の参考ともなる改革を促した。

再発防止策としては、手術をする際には2度の検討会を経ることを提案。事故の教訓を風化させないように、今後10年程度は改革の進捗状況を遺族に報告することも求めた。

報告書を受け取った平塚学長は「ご遺族の皆様には深くおわび申し上げます」と述べた。

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