仏国際漫画祭、最高賞に大友克洋さん
【パリ=竹内康雄】フランス南西部アングレームで29日、「第42回国際漫画祭」が開幕し、最高賞のグランプリに漫画「アキラ」の作者、大友克洋さんが選ばれた。日本人のグランプリ受賞は初。1600人の漫画家らの投票を経て決まった。
2月1日までの期間中には20万人以上の訪問を見込む。世界中の著名漫画家が招かれ、日本からは漫画家の谷口ジローさんや伊藤潤二さんが参加する。
1月初旬に起きた仏週刊紙「シャルリエブド」銃撃事件など一連のテロを受け、表現の自由に関する展示スペースの設置が急きょ決まった。昨年は韓国政府が従軍慰安婦をテーマにした企画展を開き、日本が批判する事態になった。