WHO、エボラ熱「緊急事態」解除 宣言から1年8カ月

2016/3/30 11:44
保存
共有
印刷
その他

【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は29日、西アフリカで多数の死者を出したエボラ出血熱について、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を解除すると発表した。感染は完全には途絶えていないが、広範囲に拡大する懸念は後退したと判断した。緊急事態の宣言から約1年8カ月で解除に至った。

記者会見したWHOのチャン事務局長は「警戒と対応のための態勢は維持する必要がある」と述べ、なお注意が必要だと警告した。また、回復した患者でも、男性の体内に1年以上にわたりウイルスが残る事例があると指摘した。

WHOはエボラ熱の患者がギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で急速に広がったのを受け、2014年8月に緊急事態を宣言。欧米でも感染者が確認され、世界に不安をもたらした。死者数は西アフリカを中心に1万1千人を超えた。

今年1月には感染者を確認したすべての国で終息したと宣言したものの、直後に新たな死者が確認され、緊急事態の解除には至っていなかった。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]