2019年1月21日(月)

東京学芸大付属高でいじめ 生徒骨折、2人を書類送検

2016/11/30 0:28
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東京学芸大は29日、東京都世田谷区の学芸大付属高校で昨年、同学年の生徒間でいじめがあったと明らかにした。被害に遭った生徒は手首の骨折や脳振盪(しんとう)を起こしていた。同大はいじめ防止対策推進法に基づき「重大事態」として文部科学省に報告するのが半年遅れたなどとして、28日付で当時の校長ら計5人を戒告などの処分にした。

生徒側から被害届を受けて捜査していた警視庁世田谷署は今年5月、手首に骨折を負わせた生徒と、脳振盪を起こさせた生徒の2人をそれぞれ傷害容疑で書類送検した。同大の出口利定学長は記者会見で「生徒は安心して学校生活を送る権利があり、学校はそれを守る義務がある。被害生徒に深くおわびする」と謝罪した。

同大は、第三者調査委員会の報告書の概要を公表。昨年5~9月、体育祭の練習時に被害生徒が倒されて手首を骨折したことや、その後に投げられて脳振盪を起こしたこと、複数の生徒からセミの幼虫をなめさせられたことなどの行為をいじめと認定した。

昨年6月にいじめに関するアンケートで生徒から被害の訴えがあったほか、同9月には保護者からの申告もあったが、学校側から文科省への報告は今年3月だった。

報告書では、いじめの申告があった昨年9月時点で既に、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に至っていたと結論づけており、同大は対応の遅れについて「重大事態に対する認識が甘かった」と述べた。同高校は全国有数の進学校として知られている。〔共同〕

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