五輪の撤回エンブレム、有識者が選考過程検証 チーム設置
2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は29日、アートディレクターの佐野研二郎氏がデザインし、撤回した旧エンブレムの選考過程を検証するため、外部有識者による調査チームを設置した。
調査チームは元東京地検検事の和田衛弁護士ら4人。11月中に調査を終え、年内に結果を公表する予定。
旧エンブレムを巡っては、組織委がデザインの募集要項を公表する前に佐野氏ら8人に応募を要請する文書を送っていたことが判明している。調査チームは、事前の応募要請が審査結果に与えた影響について、関係者から聴取するなどして調べる。