三島由紀夫の直筆はがき 姫路で発見 「文学座」創設者に返信

2016/2/29 21:53
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作家の三島由紀夫(1925~70年)が、所属していた劇団「文学座」の創設者、岩田豊雄(筆名・獅子文六、1893~1969年)に宛てた直筆のはがきが、29日までに兵庫県姫路市で見つかった。三島の作品を読んだ岩田の書簡に対して返信したものとみられ、三島は作品の一部を書き直したことを明らかにしている。

はがきは64年9月の消印。当時岩田の下で働いていた所有者のエッセイスト福本信子さん(76)=姫路市=は「文学座を立ち上げた岩田への、三島の尊敬の念が感じ取れる」としている。

福本さんによると、当時の新作戯曲「恋の帆影」について記述しているとみられる。岩田からの評価を受け、三島が「第三幕は過去の話と大過去の話が並列してゐて、ダレるおそれ大いにあり、書き改めて、過去と大過去を交錯させてみましたので」などと記している。

文学座は63年に分裂し、三島は同年に脱退している。

福本さんは「岩田は感動した演劇作品の感想を作者宛てにはがきで送っていた。それに対して、岩田を尊敬していた三島が返信したものではないか」と話している。〔共同〕

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