2018年11月14日(水)

邱永漢氏の遺族3人が申告漏れ 二十数億円

2015/4/29付
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2012年に死去した直木賞作家で経済評論家の邱永漢氏の遺族3人が東京国税局の税務調査を受け、遺産相続した株の評価額や配当金など二十数億円の申告漏れを指摘されたことが29日、分かった。相続税と所得税の追徴税額は過少申告加算税などを含め計約9億円。3人は既に修正申告し、納税したもようだ。

関係者によると、邱氏は建設機械メーカーの日立建機が中国に設立した関連会社2社の株を保有する香港法人の大株主で、多額の配当金を得ていた。

邱氏は12年5月に88歳で死去。妻と長男、長女の3人は香港法人の株式を相続財産として申告したが、東京国税局は遺族側による株式の評価額は実態より約8億円低いと指摘。申告漏れ額は他の財産の分と合わせて十数億円に上った。

また、3人は13年までの2年間にこの株の配当約10億円を受け取っていたが、所得として申告せず、妻と長男は国外財産として報告もしていなかった。

邱氏は台湾生まれ。1956年に小説「香港」で直木賞を受賞。80年に日本国籍を取得した。株や不動産への積極投資を背景にした経済評論でも知られ、「お金もうけの神様」と呼ばれた。

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