2017年12月16日(土)

在日ヨルダン人「2人とも助けて」

2015/1/30付
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 東京都内にあるヨルダン料理店オーナーで、ヨルダン人のアルクロン・ハレッドさん(53)は「後藤さんもパイロットも助けて」と悲痛な声をあげる。

 「ヨルダン国内でも、情報が錯綜(さくそう)し、混乱している」。ハレッドさんはアンマンで日本人向け旅行会社を経営し、日本とヨルダンを行き来している。今月20日、後藤さんと湯川遥菜さん(42)の殺害予告が公開された際は母国にいた。

 ハレッドさんによると、ヨルダン国内では、日本人ジャーナリストよりも、ヨルダン人パイロットの解放を優先すべきだという世論が高まっており、各地でパイロットの解放を求めるデモが起こっているという。「2人の命は、同等に大切なのに……」とハレッドさんは悲しげだ。

 ハレッドさんは1993年に文化庁の奨学生として来日。日本の文化と治安の良さにひかれ、97年に再来日した。「日本の人たちに、ヨルダンの良さを知ってほしい」。そんな思いから東京都内で母国の料理店を開いた。

 両国に愛着を持っているだけに今回の事件を複雑な思いで見つめている。「ヨルダン政府は2人の解放に全力を尽くしてほしい」と話す。

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