「白馬のリフト券で募金を」 外国人経営者ら箱を準備
長野県北部で最大震度6弱を記録した地震で、被災した住民への寄付金を集めようと、長野県白馬村の外国人経営者らの団体「HIBA」がホテルやシャトルバスに募金箱を設置することを決めた。スキーリフト券の保証金を利用した募金で、シーズンが始まる12月に間に合わせるため準備を進めている。
白馬山麓のスキー場のうち5カ所はリフト券にICカードを活用しており、保証金千円を預けてカードを発行し、使用後に返すと、返金される仕組み。募金に賛同した人はカードを返却せず、募金箱に入れてもらうことで、団体が代わりに返金を受け、村役場を通じて被災者に届ける方針。
団体の会員が運営するホテルやスキー用品店、シャトルバスなどに募金箱を設置し、各スキー場にも置いてもらえるよう交渉中という。
自身もホテルを経営する会長のニュージーランド人ケビン・モラードさん(45)は「被災者が一日も早く元の生活に戻れるよう、多くの観光客から支援を集めたい」と意気込んでいる。〔共同〕