2018年1月20日(土)

ビートルズ、今も熱狂 楽曲カバーや関連書籍ラッシュ

2016/6/29 11:45
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 ビートルズが来日してから、29日で50年。節目を記念してカバーアルバムや書籍が相次いで発売、ドラマーとしてバンドを支えたリンゴ・スターさんの来日公演も決まった。日本を熱狂させた伝説のバンドは、今もファンをとりこにしている。

法被姿でタラップを下りるビートルズ(1966年6月29日、羽田空港)=共同

 1966年6月29日。世界のアイドル、ビートルズが厳戒態勢の東京・羽田空港に降り立った。法被姿で手を振る4人の笑顔は、戦後日本の音楽シーンの象徴として人々の記憶に刻み込まれた。

 来日公演は東京・日本武道館で計5回開催。「武道のための神聖な場所を使うべきではない」という批判もあったが、憧れのポール・マッカートニーさんやジョン・レノンさんの姿を一目見ようとファンが押し寄せた。

 来日時にメンバーを取材した音楽評論家の湯川れい子さんは、観客の熱狂ぶりをこう振り返る。「お客さんは女の子が圧倒的に多かった。女の子がキャーって夢中になるものから、いつも流行は生まれるんですよ」

 今もその熱気は脈々と受け継がれる。ユニバーサルミュージックは今月29日にカバーアルバム「Hello Goodbye」を発売。山崎まさよしさんが歌う「オール・マイ・ラビング」など17曲を収録した。

 井上陽水さんも「アイ・ウィル」を熱唱。自身のアルバム「UNITED COVER2」でオルケスタ・デ・ラ・ルスと共演した楽曲で、アルバム発売時、井上さんは「『イエスタデイ』など名曲はいろいろあるが、サルサバンドとやるなら頃合いがいいかなと思った」と笑顔で語った。

 書籍の出版や映画公開も続く。ムック本「MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966」(シンコーミュージック・エンタテイメント)は、武道館公演を徹底分析。映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK」はツアーを追ったドキュメンタリーで、9月22日に公開される。

 メンバーのうちレノンさんとジョージ・ハリスンさんは鬼籍に入ったが、マッカートニーさんは昨年4月に49年ぶりの武道館公演を実現させ、往年のファンを喜ばせた。

 スターさんは10月24日の大阪を皮切りに名古屋、東京などで計7公演を開催。ビートルズの曲も披露、半世紀前を知るビートルマニアにはうれしい贈り物となりそうだ。

 音楽評論家の星加ルミ子さんは「髪を伸ばしたら不良になるなどと、大人に抑えつけられていた若者のエネルギーが(ビートルズの登場で)噴出した。ビートルズは遺産として音楽を残してくれただけでなく、若者に勇気と夢を与えてくれたと思う」と語った。〔共同〕

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