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旧新潟貯蓄銀の100年定期、満期到来 でも…「すずめの涙」

新潟貯蓄銀行(新潟市、現第四銀行)が1915年(大正4年)に募集した「超長期」の100年定期預金が2015年に満期となり、預金証書を受け継いだ子孫から同行へ問い合わせが数件あった。預けた金額の300倍超になる計算だが、貨幣価値の下落により受け取れる金額は「すずめの涙」にしかならないという。

第四銀行によると、100年定期預金は大正天皇の即位の大礼を記念し募集された。利率は年6%の複利で、1円預けると100年後には339円になる。第1次世界大戦で輸出が伸びた好景気の影響もあり「他の銀行でも同様の募集があったのでは」としている。

近現代日本経済史に詳しい橋野知子神戸大教授によると、当時の初任給は小学校教員で10~20円程度という。

15年秋ごろ「父の遺品を整理していたら、満期になる証書が出てきた」と同行に問い合わせがあり担当者が調査。「証書は有効だが、解約しても額面の数字しかお支払いできない」と回答した。

現在の貨幣価値は当時の数千分の1以下になっており、多くの場合、わずかな金額にしかならない。問い合わせた人たちは「記念に保管します」などと話したという。〔共同〕

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